日本でも、クーポン文化が発達しつつありますね。
レストランに行く前にぐるなびでクーポンを印刷したり、スーパーで買い物するとレジからクーポンが出てきたり。ケータイでクーポンを見せるとかね。
しかし、こちらでは、もっとずっとクーポンが生活に浸透しています。
人口が密集していて、お客が通りすがりに寄っていく日本。
通勤ついでについつい寄り道して買っちゃう日本。
スーパーに毎日買い物に行く主婦が少なくない日本。。。
と違って、アメリカの大部分の町では、通りすがりで客が寄る率は低いです。だって車ですからね。お・・・あんな店あるんだ~、と思っても、2秒後には通りすぎてますからね。後続車がいて急に曲がれないことも多いです。そもそも、店がメイン道路から見えない場合もありますね。
つまり、「今日はドコとソコとココに行くぞ!」と心を決めて出かけることの割合が高いような気がするのです。食料品の買い物も週に1度くらいが主流ですしね。
となるとお店側としては、まず、とにかくお客に足を運んでもらわなければ話が始まりません。
このような背景と、ただ単に人間の「得したい心理」があいまって、と、すなポンは睨んでいるのですが、文字通り、クーポンがバラ撒かれているわけです。
まずは、黙っていてもチラシが入ります。新聞とってなくてもチラシが入ります。そしてそのチラシには切り取り用のクーポンが設置されていることが多い。
「ABC通り1号にお住まいのMr.X
でなきゃ今そこに住んでるだれか」 様
という宛名で、ポストに郵送されてきたりします。
で、やっぱりみんな「お得に買いたい!」と思うから、それらのクーポンを見て物欲が刺激されれば、次の「買い物クルーズ」の寄港先として追加されることでしょう。この戦略にまんまと引っかかり、すなポン家も時々クーポンを握り締めて出かけたりするのでございます。そして必要以上のものを購入して帰宅することが多々あります。
この間はスーパーで、中年の「身なりの良い」紳士が、切り抜いたクーポンの「束」とにらめっこしながら肉をカートに入れていました。
そうです。クーポンは貧乏人だけが使うものではないのです。と思うと、ちょっと安心しますね。笑
絶対絶対いらないクーポンを処分しても、まだこんなに・・・

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