トータル・イクリプス:20240408

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2024年4月8日
アメリカではトータル・イクリプス(皆既日食)が観測されます。(した。)
すなポンはついつい「完全日食」って言っちゃうんですけどね(笑)

前回盛り上がったトータル・イクリプスは2017年。あの日はステはメキシコ出張中で工場の中。すなポンはひとり、裏庭でシリアル・ボックスをピンホール方式で加工して、観察して終了でした。曇りでしたね。あれから7年も経つなんて!ってことは次の20年後もあっという間にやってくるでしょう。生きていれば・・・でも、体力などがどうかわかりませんね。

7年前のてんやわんやストーリーはこちら
トータル・出遅れたス
イクリプス@図書館
準備完了

さて今回は、隣接するオハイオ州(ミシガンの南)で100%(皆既日食)だっていうんで、見に行っちゃうことにしました。ミシガン州は、デトロイトの近くのほんの一部、カスった程度のラッキーエリアだけが皆既日食。すなポン家のあたりは99%とか98%とか、はっきりした数字は知らないけど、部分日食でしかないのです。

黄色いのが家。赤いところまで行く

この99%と100%っていうのが、大違い。らしい。
たったの1%の違いなら、ほとんど同じでしょ、などと言うべからず。

『似て非なるもの』

とはこのことだ。らしい。

当初ステが、「どっか、公園みたいなところで」といって、数か所候補を挙げていたのだが、
当日が迫るにつれ、ニュースサイトやFacebookで日食の情報がどんどん出てきた。
さらに、そのようなニュースをクリックして読んだ人には、もれなく続々と似たようなニュースが流れてくるようになる、便利な?ネット時代。
結局、すなポンが目にした
「農地で回りを囲まれたレース場。チケット買って、スポットを確保しようぜ!軌道ど真ん中だよ♪」
という広告にあおられて、入場料を払って行くことになりました。
こじんまりとした、地元の人しか知らないようなレース場です。
軌道ど真ん中、というのは、このラインに近いほど、100%の時間が長く、最高で4分ほど。センターラインと呼ばれるこのど真ん中から外れるほど、皆既日食の時間が短くなる。どうせなら真ん中で少しでも長く見たいよね!ということです。

公園ならば無料だが、駐車場が空いているかなぁ?とか、トイレがあるかなぁ?(それも大人数、複数回の利用に耐えうる設備でなくてはならない)とか、どれくらいの人がくるのかなぁ?地元の人に嫌がられないかなぁ?などなど懸念事項が多い。一人15ドル払って、確実に入れてもらえ、お金を払うので少なくともそこにいる間はウェルカムされるし、目的地がはっきりしている方が精神衛生上よいと思われた。トイレも間違いなくあるし、駐車場も確保でき、コーヒーやホットドッグも買えるという。まぁ、食べ物、飲み物は持っていくけど、万が一美味しそうなものが売られていれば買ってもよい。すなポンもステもそれ以上のことは行ってみないとわからないが、これだ!と決断。

2017年のイクリプスの際には、そこかしこで大渋滞が発生した、というニュースがあったので、最悪の場合に備え、軽くキャンプ、もしくは車で仮眠とれるくらいの準備をして出発。

前置きはこれくらいにして、結論を言うと、トータル・イクリプスを見ることができました!
若干、曇りで霞のかかったような空でしたが、十二分に楽しめました。

そして、100%の時にだけ、日食グラスをはずして太陽を見てもよい(というか太陽が隠れているから太陽を見ることにならない)というので、日食グラスをはずして見た感想は、一言でいうと、、、

えっ!?
って感じ。

言い方を変えれば、

ショッキングでした

(笑) どちらにしても、あまり言葉で説明できるような感じではなかった。

百聞は一見に如かず。

部分日食。あと15~20分ほどで100%というところ。カメラに日食メガネをかぶせて撮影するので、太陽はオレンジ、空は真っ黒に撮影されますが、実際の空はこんなに黒くないし、太陽の光はもっと白い
皆既日食中。日食メガネをはずして鑑賞。雲がかかっているが、問題なく楽しめる程度。本来の色はこんな色ではない。白く光って丸く見えている部分は実際には真っ黒で、周りを後光が射していた

もっと私の記憶に近いのは、こんな感じ ↓ でもサイズ感がちがう。(笑) ※無料画像をDL
でもここまで空は黒くない。

なかなか、これを見ました!とお見せできないのが残念ですが、まぁそんな感じです。

一番、違和感があったのは、「太陽を直視している!」という行動。
 ※だから、実際には太陽が隠れているから見てもいいんだけどね
あと、
「月でカバーされてる部分がとても黒い!」
「周りに神々しい光が!」 ※これがコロナってやつらしい
「あの赤いスポットなに?」 ※プロミネンスと言われるもので、今回の日食でははっきりと確認できるほど太陽が活発な時期なんだそうだ。気になって、赤いところばっかり見てしまったすなポンです。(笑)

普通に眼で見えた、赤いスポットのイメージ。

今回は極力、自分で写真を撮ったりせずに、目で見て楽しむことにしました。
ニュースやネットで見る方が映像もクリアだし、プロに任せるのがいいでしょう。
が、それでもついつい写真を撮ったりして、ボケボケの写真が何枚も保存されてしまいました。
まぁ最近は、画像も著作権などで勝手に使うといけないので、ボケてても自分のがないとブログにも載せられませんね。無料素材はあるけど。
途中から、『ビデオでとる方が実際の色に近く、しかもピントが合っていて鮮明だ』ということを発見しました。
いや、4分では全然足りなかったです。(笑)

では、最後に、お金を払って入らせてもらったレース場の様子です

車を停めた後、思い思いにスポットを探す
レース場を見下ろす。太陽は逆方向に来るのでスタンド無視
連泊で来ている人もいる
レース場の裏。簡易イスや簡易テントで待機
広々としていてよい。この後、すぐそばにやかましい若者らが来てしまう。若い女子が甲高い声でひっきりなしにしゃべりまくり、100%イクリプスになった際の雄たけびなど大変にウザいのであるが、このようなイベントでは避けられないものである
農地の一歩手前で構える

日食を鑑賞した後は、渋滞を避けるため、のんびりとランチジャー・カレーなどを食べ、まったりと簡易テントをしまい、帰路につく。
当初3時間半と見込まれた見積もり時間は、数キロ先で発生したと思われる事故のおかげもあり、家に着いたのは5時間半後であった。(行きは早く出たのでスムーズに2時間半で着いた(笑))。
一旦ハイウェイを降りて休憩でも?と思ったころには、遅々として進まない渋滞に巻き込まれ、しかも降りたとしても何もないエリアが続く・・・。『ザ・お盆渋滞的』な状況に陥ってしまった。オハイオからミシガンにつながるハイウェイが、まさしくボトルネック、といった形でどうやっても混む状況なのであった。逆にさっさと帰っていれば、事故発生前で、予想通りの3.5Hで済んだかもしれない。まぁこれは、タラ、レバ、なのでしょうがない。

少なくとも、今は地図アプリで、おおまかな状況がわかるので、『あぁ事故があったんだね、そこまで乗り切れば、スムーズになりそうだね』と、昔よりイライラしないのでありがたかった。
途中のおトイレ休憩が心配であったが、非常用のグッズも持っていたし、休憩所まで間に合う程度だったので、助かった。

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