おしゃべりすなポン

去年の里帰りから、もう1年以上が過ぎた。
一年に一度は帰る、なんて思っていたが、「ゆったり帰る派」なのと、飛行機代（マイル）も値上がりする一方、その他もろもろ忙しいこともあり、あっという間に1年オーバー。

半年すぎたあたりから、かなり怪しい感じになっていたすなポンの髪。
前髪はとうぜん自分で散髪。だましだましハサミで切るだけ。
なんらかのお出かけのときは、ホットカーラーやヘア・アイロン（私はコテって呼びますけど＾＾；）で、これまたなんとか封じ込め、という感じ。
最近はニット帽をかぶってみたり。

しかし。。。
１年伸び放題はさすがにホームレスな装い。
ノースカロライナへの出発は明後日の朝。
それこそ、１年に１度しか会わないお義母さん、お義父さん、その他親族に、この状態で会いに行くのは、いくら割り切ってる自分、でもさすがにちょっとどうかと思う。

なにより毎日、もう、どうしようもないほど髪がボーボーになっていて、自分がうんざりしている。

アメリカの美容院は、こわい。
7年前に、インディアナでものすごい目に会った。
いや、カットの技術が、とか、流行りがどうこう、なんてことはハナから期待していない。
「とにかくパーマかけて」といって切り抜きを見せて、キャンディキャンディみたいにしてもらったので、終わってしまえばそれまでだったが、
一連の作業がなんともひどいものだった。

シャンプーすれば顔にかかるわ、耳にはいるわ、
パーマ液は、ダラダラ顔に流れるわ、
とにかく痛いわ、パーマ中のヒーター熱すぎるわ、
変な格好（確か仰向け）で待たされるわ、
しかも、ど田舎なのに日本と変わらない値段！
まだまだヤマトナデシコだったすなポンは「痛い」とか意思表示もできなかったので、ひたすらこらえ、
ほんと恐ろしい拷問だった。

しかも担当者は、出来上がったキャンディキャンディを見て
「すっごい上手くかかったわ♪」と絶賛していた。
（スタイルではなく、パーマがかかれば、それでよし。と、そういうことである。）
それがトラウマになっているのだ。
まぁ、アジア人の髪が初めてだったから、彼女も心配だったようだ。

だから、去年日本の里帰りでは、１ヵ月強の間に2度も美容院に行っている。
日本についた翌日と、アメリカに戻る数日前に。
それほどの恐怖、想像できますか。

その恐怖を克服して、私はきょう、清水の舞台からエイヤッと飛びおりました。
ごらんください！！！（↓タイマー自己撮影）

心構えができてたせいか、すごく良かった。今日の美容院。
やってくれた美容師さんもアメリカにしちゃぁ、悪くないと思う。（まだ2人しか知らないけど）
カットのみか、パーマもかけようか迷ってて、とりあえずカットして気に入ったら次回パーマをお願いしようと決断。
でもカットするのを見てたら感触良さそうだったので「やっぱりパーマもかけてください」と言ってかけてもらった。
全体的につらいこともなく、出来上がりもこれだけ出来てりゃ上等上等。
いいとこ見つけたよ～。
日本の感覚だとどう見えるのかすでに私にはわかりませんが(笑)自分はよいと思ってる。

パーマ乾かすとボワッってなるので、半濡れ状態で帰されたのが、この写真。
乾くとこれより肥大し、
ステは私を見てまちがいなく

目の奥で笑った。(笑)

「モップみたいな犬みたいでしょ？」というと
「悪いことは言えません」と言っていた。
ホームレスより断然いいと思うけどね。あたしゃ。

ちなみに、担当の美容師さんには「パーフェクトです」と言って帰ってきました。(笑)

PS:ハードルを下げることは生きていく上でとっても大事。

PS2:そうそう、美容師さんの名誉のために。彼女的には前髪パーマは（たぶん昭和な感じになるから）かけないつもりだったんだけど、私の意思でかけてもらいました。

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