おしゃべりすなポン

どうしようかとても迷ったのだが。買ってしまったものが一つある。
それは・・・

なんちゃってマイセン

数ヶ月前に、誕生日はマイセンのコーヒーカップを買ってもらおうかな♪とかたわけたことを考えていた時期があり、その時にちょっと調べたのである。金箔のついたコーヒーカップは禿げるので、マイセンかロイヤルコペンの金のないのがひとつ欲しいかなと思ったのだ。
やっぱりブルーオニオンとかいうオーソドックスなやつがいいと思った。

でもやっぱりブランド品を買うのに日本ほど最適な国はない。今は超円高だし、並行輸入とかも盛んでほんとに安くていろんな種類が手に入る。
その点アメリカ（地方）はダメダメだ。日本のデパートほど品ぞろえはないし、ネットで探すと言ってもマイセンはかなり偽物やB級品が多いらしいから、信頼できるお店を探すのが大変だ。（そうは言ってもデパートにすら行かないので売られていても知らないだけなのかもしれない。でもマイセンは置いてないと思う。）
それにぶっちゃけ、コーヒーはマグカップでがぶがぶのむので、あの手のコーヒーカップでは足りないのである。それから電子レンジチン♪もしたい。そんなこんなで立ち消えになった。

そこへきて、このエステイト・セールでにぶい光を放っていた1品がこちら。

なんちゃってマイセン

絵柄はブルーオニオンだが、なんとも作りが粗雑で、超一流品とはとても思えないのである。
裏を見ると、マイセンのマークがあり、2本のスラッシュ（スクラッチ）が入っている。これはマイセンの検品でアウトになったという印らしい。だから正規の新品で3万もの値段をつけて売れるような代物ではないことだけは確かである。そしてこのマークが時期によっていろんな種類があったり、当然マークだってコピーされているのだろうから、それだけではどうこう言えないうえに、こんな微妙なマークである。時期的にたくさんあると言われるマークに近いは近いがちょっと違う感じもする。しかもなぜこんな中途半端なナナメ位置に入っているのか。

問題なのは、すなポンが今までじっくり本物マイセンを見たことがないということであった。

たぶん、本物マイセンならば、「見れば見るほどいいわぁ～」となるのだろうが、この
このなんちゃってマイセンは
見れば見るほど解せないのであった。

まず、表面のスムーズ感。イマイチきれいでないのである。
そして、皿なのに、平らじゃない。
明らかにモノを載せる底辺が水たまりみたいにゆがんでいる。

そして、平らな机に載せると、カタカタするのである。
「？？？これがマイセンなの？？？」

値札にはマイセンと書かれていた。もちろん。

財布を持っていなかったので、一旦家に戻り、ネットで検索すると、形的には確かにこの種類の皿がマイセンから出ている。しかし、どうもなんだか・・・。絵柄の違いは生産時期や絵付け師のクセもあるらしいのでそれもよくわからない。コバルトの筆使いが美しいと絶賛されるマイセン・・・。
「？？？マイセンってこの程度なの？？？」

だって皿は凸凹だし、カタカタするし、表面ももっとこうツルッツルで絵付けのラインもくっきりしてなくていいんですか？みたいな感じがする。古い年代だから？手作りだから？手書きだから？？微妙～・・・・。
B級品あるいは若い職人が絵付けの練習をしたとかなら、それでもマイセン風味は残っていて味がある1品ということにもなろうが、単に偽物だったら灰皿にしてもショボいと思う。しかし見極めができないのだから結局、すなポンにマイセンは豚に真珠ということだ。こんな微妙な品だからこそエステイト・セール百戦錬磨の奥様方に買われることなく、最終日の終了間際に売れ残っているのではないか？エステイト・セール初参戦、生まれて初めてマイセンを観察するすなポンに、その場で答えを出せとは酷である。ということでなんちゃってマイセン　お買い上げ。
所有してみないことには始まらないと思いまして。


背景がダークだと少し良く見えます。
「あたし、なんちゃってマイセン♪　写真写りはいい方です♪　」

カタカタするので、コンクリで削ってみたり。(笑)

使い道もないので、野菜炒めの材料を乗っけてみたり。←これが4隅に具材を寄せられてけっこう便利。(笑)

食洗器にも入れると思う。

1831円。←半額になってこの価格。

高いのか、安いのか。

PS:ほんと、つい買っちゃいますよね。こういういらんもの。

PS2:だまって買おうと思ったらスタッフのお姉さんが「おー。マイセン買うのね♪」と突っこんできたので「うーん、わかんないけど、これ本物なの？」と聞いてもしょうがないことを聞いたら「えぇ！本物よ！」と言っていた。そりゃぁ、「値札にマイセンってあるけど実は偽ものよ。」とは言わないだろうしね。

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