ステの彼氏、シェイン(以後シェーン)くんがT社を辞めてM社に行ってしまうことになりました。
そこで金曜に『シェーンよ永久に』会(すなポン命名)というのが一席設けられたわけです。
こういう集いが面倒なすなポンも、シェーンに対する好意が勝ってふたつ返事で出席することに。
送別会と言っても、転職日常茶飯事のアメリカでは日本のそれとはかなり趣が異なる。
まず会費制などではない。幹事もいない。予約もしない。うん、まぁ、大人数になりそうなら電話でテーブル確保くらいはしておくかもしれない。とにかく、仲のいい同僚たちと普通にバーなどに飲みに行って、それぞれ好きに飲んで自分の分を自分で払って、たまには主賓の分くらいは誰かがおごるかもしれないが、その程度である。
参加する人も、都合がつく人が任意で参加し、それぞれ用があれば1杯付き合って「お先に」とかいうのも全然OKである。
そしてまた、シェーンのように人望の厚い人の場合(&購買部という仕事内容から)、長年取り引きしてきた社外の人が来たりもする。その社外というのがまた、ライバル会社から数人同席みたいなことになったりもする。
あくまで例えだが、わかりやすく言うとAさんの送別会に自社の人プラス、トヨタ・日産・ホンダの人が一気に勢ぞろいみたいな。(笑)
まぁなんだかんだ言って狭い業界だから、持ちつ持たれつでつながっているということなのだろう。さらには数カ月前にすでにT社を辞めちゃった人とかも来たりして、舞台は大混乱。いや、混乱はしないか。
興味深い。
アメリカでは、自らの意思で転職する場合、通常はステップ・アップとなる。ポジションが上だったり、お給料が上がったり。だから今回のシェーンの旅立ちもめでたいことである。T社はこれ以上シェーンのような逸材を取られないよう心引き締めて待遇改善にあたっていただきたい。さみしくなるが、おめでとう。シェイン。
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