このところステは出張続きでありまして。
週末帰ってきたと思ったら、火曜からまたインディアナ州にでかけていきました。
一夜明けて運命の水曜(ごみの日)。
ステがいないのに、7時半とか早起き(爆)するわけがありません。
いえこれが、するんですよ。すなポンは。ゴミのためなら。(笑)
目覚ましをセットし、とりあえず「ふつーゴミ」を玄関から出しました。
昨夜は「とりあえず7時半には起きるけど、その後絶対2度寝するから!」という決意をもって眠りについていましたから、「ふつーゴミ」を出したらそそくさとベッドに戻ります。でTV見ながら眠りにつくわけです。
カートで出すゴミはガレージから出ないといけなくて、3往復もしないといけなくて、目が覚めちゃうんですよ。(笑)
とりあえず、「ふつーゴミ」さえクリアしておけば、あとは午後勝負で行けますから。
そんなわけで、10時半ごろまで2度寝を堪能し、起きてからもすぐゴミ出しをせず、ボケーっとPCを使っておりました。
すると、11時過ぎに「ゴォー!」っという収集車の音が聞こえてきました。
あれ、今日は早い!!!
あまり溜まっていないリサイクルごみは、今日はあきらめよう。
ともかく、庭ゴミはすっごいあるから出しておかないと。ということで、庭ゴミを出しに走ります。
リサイクルを持って走れば間に合うかもしれないけど、、、
走って間に合わなかったら恥ずかしい。だから最初から別に出すつもりなかったもんね。っていう・・・フリっていうか、バレバレですけど・・・。あぁ、恥ずかしい。
近づく収集車はやはりリサイクルでした。
リサイクルのカートが出ていないので、通り過ぎるだろうと思いきや、すなポンの姿を認めて停止しました。
私は「今日はないからパスしていいよ!」と身振り手振りで伝えようとしますが、「運転手 兼 作業者」 さんが降りてきて、何やら言っています。
お兄さん「トラッシュ(ゴミ)は?」
すなポン「そんなに溜まってないからパスでいいですよ!!!」と叫ぶと
お兄さん「もう行っちゃったから、持ってくよ。いいよ」ニコニコとそう言ってくれるのです。
「もう行っちゃったから」なんてヘンなことを言うなと思いつつ、『もうこうして止まってるから』という意味なのかと勝手に解釈し、
とりあえず大急ぎでリサイクルカートを転がしてきます。
それを収集してもらったところで、
お兄さん「これ、リサイクルだけど。トラッシュ(ごみ)は?持ってってあげるよ。」
どうやら、お兄さん、私がフツーごみを出しそびれたと思いこんでいて、それを持って行ってくれるというつもりだったらしいです。
えー!!!優しさに、泣けてきます。
すなポン「それは、朝もう出したんですぅ~!」
そっか~。ふつーゴミの話だったのか~。だから「もう済んでる、行っちゃったから」って言ってたんですね。
つまり、日本語の場合、
生ゴミにもリサイクルごみにも、「ごみ(トラッシュ)」という言葉が付くので、なんとなく
ごみ= {生ごみ リサイクルごみ 燃えないごみ 粗大ごみ のいずれか、あるいはその全て、あるいは任意の組み合わせどれでもよい} みたいな認識が染み込んでいるんですよね。
だから、
「トラッシュ」と言われたときに、『えーと、トラッシュというのは日本語に訳すと「ごみ」だから』、ということで、3種類から好きに選んで解釈してしまったわけです。
しかしながら、アメリカでは
トラッシュ ≠ リサイクル ≠ ヤードウェイスト
それぞれが確立したアイデンティティーを持っているのです。
トラッシュ以外は、「ごみとは呼ばないで」
間違ってもリサイクル・トラッシュ なんて言わないように。混乱を招きます。
ヤードウェイストは、コンポストで生まれ変わるというという意味でリサイクルと呼びたくなるが、これをリサイクルと呼んでもわかってもらえない。
いやぁ、勉強になりました。
それにしても、
今日なんて「絶対止まらない」と思っていたから、リサイクルは敢えて捨て駒にしようと思ったのに、わざわざ止まって降りて話しかけてくれて、しかもリサイクルじゃない方のゴミまで持っていってくれようとしたお兄さん(しかも超・笑顔)。
ほんと、ブラボー!感動!!です。
なんかもう、ケーキだかクッキーだかを焼いてプレゼントしたいような『気持ち』になりました。
『気持ち』だけ受け取ってください☆
PS:確かこのお兄さんは、リサイクルカートのサイズ変更をしたときに、配りに来てくれた人で、その時も非常に感じがよく、
すなポンが「お手数かけました」みたいなことを言ったら「いえいえ。これが仕事ですから♪」ってその時もニッコリ笑って去っていった。いやー、ほんと良い人だ。
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