前回の記録更新のときにキラ星のごとく現れた『今年の流行語大賞』候補フレーズ
「ポーラー・ボーテックス Polar Vortex」
ゴアテックス(防水加工の布素材:商標)でもないし、ボトックス(シワに注入して若返るやつ)でもないことにご注意ください。
このポーラー・ボーテックス(ヴォーテックス)、
前回の大寒波でいきなり認知度が高まったフレーズで。
気象予報士も「昔学校でテキストに載ってたなぁ・・・・」っていうくらい『使われたためしのないフレーズ』
ほとんどの人が初めて聞いたっていうそれを、今年はネコも杓子も使いまくりです。
ポウラァ・ヴォォテックス。なんかその、どことなくかっこいい響きなので、みんなちょっといきなり『知識人』になってしまったかのような錯覚に陥って楽しんでいるのだと思う。
最初のうちは『アークティック・ブラスト』(北極からの突風)とかって言ってたんですよ。まぁ寒い冬には北極からの風くらいはちょいちょい吹いているのですよね。それでも結構スゴみのあるフレーズなのですが、ポーラー・ボーテックスときたら、そんじゃそこらの北風では使えないフレーズなのです。なので、あなたも是非、知ったかぶって使ってみてください。
It’s gonna be cold, maybe not polar vortex cold but it’s gonna be cold.
寒くなるよ~、ポーラー・ボーテックス並(の寒さ)とまではいかないにしても、寒くはなるよ。
Is polar vortex coming back!?
ポーラー・ボーテックスはまたやって来るのか!?
難しい定義があるんだと思うけど、要は、ポーラー(北・南極:ここでは北極)のめっちゃめちゃ寒い空気の渦が、本来は北極あたりでグルグルしているのに、グワァーっと南の方まで下がってきて、その北極の寒い風をお届けします。みたいなイメージでよいんじゃないかと思う。
ポーラー・ボーテックスがここまで南下するのは何十年ぶりで非常に珍しい。と前回の寒波でお天気の人が言っていました。
でもなんだか詳しい所がコ難しいのです。たとえば、今週も寒いですがこの寒さはポーラー・ボーテックスのせいではないんだとか。今回はアークティック・ブラストとしか呼ばれていません。

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