おしゃべりすなポン

2月に入り、乳がんチェックのためにマンモグラフィを受けました。
実は昨年の春、しこりを発見し、『あぁ～、医者に行かねばなぁ～』と思っていたが、なにせアメリカの医療システムが超面倒くさいため、まずホームドクターに行かねばならぬ。（行かねばならぬのかどうかもよくわからないが、普通はそういう手順になっているみたいだ。）

しかし、すなポン、ホームドクター、つまり、かかりつけの医者なんていない。
5年前に一度健康診断で診てくれた医者をホームドクターにしようと思っていたら、間もなくその医者が
『金持ち相手に特別なかかりつけ医サービスを始めます』みたいな感じになり、
年間いくら払うと、いつでも相談に乗るし、一生懸命ケアしますよ、っていうサービスで
うちには必要なかったので、結果としてホームドクターを失ってしまった。

実はその先生が働いてるオフィスには他の医者もたくさんいるので、すぐに別のドクターをあてがってもらうことはできたのだけど、用もないので行かなかった。

でまぁ、そんなこんなで、特に大きな病気もしなかったので4-5年医者を必要としていなかったすなポン。
会社から行かされる血液検査が1年に一度だけあるので、指定の場所で採血に行っていた。
（これに行くと医療費の補助金が出て、行かないと補助金が出ないというエサで社員の健康チェック率を上げようと言う魂胆なのだ）
その血液検査の代わりに、ちゃんとドクターに行くというオプションを選び、1月にとうとう医者に行ってきた。

そして、胸にしこりがあることを伝えると
「なんでもっと早くこないんだ？自分のことなのに心配ではないのか？」
と責められたが、「アメリカの医療システムがわけわからんから、来れなかった。」
と私は返事をしてみた。ステすらあまりよくわからんみたいで、非協力的だったし。
ちなみに私が頼み込んだため、当日はステが会社を抜け出して一緒に来てくれたが。
だいたい愚問にもほどがある。心配ないわけがないではないか。
心配だが怖いとか、現実から目をそむけるということは大変よくあることだ。
しかもすなポンは、これがガンなわけがない。と思っているのだから、なおさらややこしい。

さて。ともかくまずはホームドクターに健康チェックをしてもらった後、
マンモグラフィはこの電話番号に予約をするように、という指示をもらう。
やはりドクターから「チェック必要」とかの指示があってこそ、スムーズに事が運ぶしくみらしい。

で、今週マンモに行ってきた。
マンモ自体は一度横浜で受けたこともあるし、たいしたことなく、フンフンフンと言ってる合間に終わったのだが、その後、乳腺科のドクターに
写真の色からはよくわからないから、バイオプシー（生体検査）が必要だ。と言われた。

太い針をぶっさして、検体を取る、針生検とかよばれるやつだ。
ホームドクターからも、かなりの確率でニードル・バイオプシーが要る、とは聞いていたが、
恐怖である。いやそうだ。そもそもこれが待ち受けている可能性があるから、二の足を踏んでいたのだろう。
しかし、そのマンモをやった翌日に予約取れますとか言われ、言われるままに予約を入れるすなポン。。。

ゆううつな一夜をすごし、またあることが気がかりでストレスMAXなすなポンであったが、なんとかそれを解決し、そして針生検も無事終了。。。

はー。疲れた。
結果は来週（ほんの3日で）出るらしい。でもすなポンは先にも言ったように、これは乳がんではない、っていう気がしているんだよね。生体検査だってホントはしたくないくらいだけど、やらない限り証拠がないからやるしかない状況であった。

生検については、これはこれでまた別のネタがあるのだけれども。
まぁ今回はこれで引き上げておく。

PS:フィギーのママも昨年、相当シビアな検査をしたと言っていた。『再検査が必要です』と休暇先のパリのホテルで深く眠りについているときに電話がかかってきて憂鬱になったとも言っていたが、それでも「乳がんは早く見つければ心配ないのだから、早く行った方がいいわよ」と言われたし、今のドッグウォーカーしているところのママも数年前に乳がんをやっつけたばかりだと言っていた。ステのママもとうの昔に乳がんをやっている。アメリカは超・乳がん先進国だ。だからなんていうか、怖いって言うよりも、面倒っていうか、とにかく手順がわからないのであった。あと、できればX線を受けたくないっていうのもあったし。

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