9年前インディアナに住んでいた時も欲しいと思っていた。
ミシガンに来てからも、ずっと欲しいと思っていた。
その夢とは
ゲタ箱。
洋式生活において靴は部屋のクローゼットにしまう。
テレビや映画で見るから良く分かると思うけど、服やバッグと同じクローゼットに置いたりする。
靴脱ぎ文化の人からすると、この感覚は大変いただけない。
ちなみにステは1階の廊下にあるクローゼット床をほぼ独占して置いており、毎朝そこから靴を選んでいる。
イメルダマルコス(古っ)みたいに、磨かれた大理石かカーペットの上しか歩かないならともかく、外を歩いた靴で寝室横のクローゼットまで歩いて行くなんていやだ。寝室に着くころには汚れはあまりないかもしれないが、気分的にいやだ。
当然、靴脱ぎ文化人のすなポンとしては家に入ったら靴を脱ぐ。
しかし、、「玄関・土間」「靴をはく/脱ぐ」スペースが確立されていない家構造なので、靴が散らかる結果となる。いつもガレージの出切り口にはすなポンの靴が5足くらいはゴロゴロ転がり、大っぴらにガレージを開けているとみっともないのであった。
だから出入り口近辺に下駄箱を用意することがすなポンの長年の夢だったのである。
ミシガンに来て3年強。ボケーっと生きているように見えて実は感覚を研ぎ澄まし、私は忠実にこの夢に向かって走り続けていた。そして昨年の夏ごろ、ようやく心を決めたのだ。
下駄箱設置場所は、このガレージの通用門ワキに決定した。最短距離でゲタが取れないといけないからだ。

品は、イケアでどこまでも自分流に追求することにした。通用門ワキはスペース的にかなり制限があり、知恵を振り絞ってイケアになった。

つづく
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